阻集器の構造について 
   
  Q: グリース阻集器の仕切板を外してバスケットの代わりに網袋を付けているが問題はないのでしょうか。
    A:  特に認定品阻集器は仕切板を付けた状態で試験をしており、その状態で合格認定となっています。この為、改造すると認定品阻集器とは言えません。又、認定品以外でもメーカーが指定した使い方以外では性能等の保証はされません。
   
    Q:   グリース阻集器は三槽式でなければならないのでしょうか。
    A:  槽数(隔壁の数)については学会規格の改正に依る変遷があり、1999年版では「2槽式阻集器では、阻集効率が悪く、阻集器としての機能を十分に発揮することができない。」と解説されていましたが、槽数が必ずしも阻集効率に直結しないことから2008年版では「隔板は、その形状、枚数及び設置位置について十分な考慮が必要である。」とされて、阻集器を三槽式に限定していませんでした。
SHASE-S217-2016では、もしもサイホン現象が発生した場合にも阻集して溜まったグリースの流出を最小限に抑えることができるように「中間部とトラップを含む流出部との間には隔壁を設け、かつ、その隔壁は、トラップ流出口より深い位置とする。」ことが定められました。
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